4731 飛木稲荷神社のいちょう(墨田区押上2-39-6・飛木稲荷神社)
・飛木(とびき)稲荷神社のいちょう
神社の名前に由来する御神木で、目通(めどお)り約4.8メートルもあり、樹齢も5、6百年はくだらない区内随一の大木です。
戦災で一部が焼失し、樹高も15メートルと低いが、近年いきおいを盛り返し、樹形も整ってきています。
江戸時代以前、このあたりは利根川(瀬替(せがえ)以前)の川口で、川の運ぶ堆積物により陸地化が進んできたところです。
葛西地域の西の海岸線の一部となっており、平安・鎌倉時代あたりから、後の本所・向島の境ともなる古川(ふるかわ)沿いに自然堤防となっていたと推定されます。
江戸時代この辺は寺島新田(てらじましんでん)と呼ばれ、順次開拓されていく様子もうかがえます。
このいちょうの大木は、その自然堤防に育った歴史の証しといえます。
(案内板より)
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